(批評祭参加作品)男のおかあさんと男のおとうさん/いとう
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詩を読むときには触手を伸ばす。
詩の外面を撫でて、穴を探して、
それから触手を細く細くして
するすると(ときどきはぬるぬると)詩の中に入る。
そういう穴、や、断面、とか、亀裂、を見つけるのが好きだ。
それは用意されたものであったり、
不用意にできあがっていたものだったりする。
途中で詰まってるのとかある。
奥までつながってるものもある。
奥にはたいてい、詩を書いた人がいて、
挨拶する。やぁ。ここまで来ました。
でも恥ずかしいので、
挨拶したことはあまり人に言わない(ように
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