連作 4/
渡辺亘
愛
私が人生を憎むとしても
人生を愛するとしても
君が必要だ
信仰
確かに私は凡人だ
しかし信仰を持っていることについては
誇りを持っている
夏
ここから眺めていると
波間のひとつひとつの光も
命を持っていることがわかります
ぬくもり
師の慈愛のまなざしが
手のあたたかさが
私には忘れられないのです
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