クレヨンの国/マーブル
 
ためらいもなくちぎってしまった ちくたく時間は目じりのしわを深くし
丸めて ぽいっ 

           

           青い季節にグッバイといって君は
           夏の面影に手を振ってた


あかねぞらのむこうがわに
                あのころの私と君が居た
                               
影法師はどんどん
                                          伸びほうだいだね




ハスキーボイスの列車の合図は
よなよな待っている 僅かに残っている 残り火を燈して 
びーどろポケットにこっそりひそませて
渡したい未来と過去が在るんだって 
やさしくなんかない 
雑踏に転がしているよ

           






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