ある程度必死に生きているので/中山 マキ
 
定義すべき先々とに混在する
果てもなく多岐に渡る選択肢の振り分けに
時々懺悔しながら、時々呆けながら

結局何が言いたかったのか分からないまま眠り
結局何も言えないまま朝を迎え
結局何も知らないふりをして
好きでもない人々に笑顔を振りまいて
肝心な人に八つ当たりをしてしまうのです。

そんな毎日で生きていて
気付けば33歳で
今はもう7月後半で
ありふれた日常の中は
いいものもわるいものも
適度に持ち合わせていて
私を戸惑わせます。

ある程度必死に今日を生きているので
時々善意を見せていますが
ほぼ悪意であることを
今ここでお詫びします。







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