詩について/
Ohatu
見ることができた。
それは「生まれるよりほかしかたがない」と言える物だった。
「自分でしかできないこと」を模索する、たくさんのできそこない。
詩であるにははるか及ばないが、その胎動、すなわち、生身を抉り取ったような
肉のにおい、息の乱れ、または、筋のこわばり。
最近は、そういう物を見ない。
まるで、「詩」では無い何かへ、集団で疎開してしまったかのようだ。
うまい、下手の話ではない、念のため。
戻る
編
削
Point
(1)