愛の22/瓜田タカヤ
 
ハムスターは
外科手術でそうされた私たちの可愛い娘達だ

しゃべる小鳥は、ビラビラに入りたい!とだけ
何度もしゃべり

妻はそのつど、内部にキスさせた

私は妻を抱きしめ 少し都合悪そうに
今日は昔の友人が東京から帰ってくるから飲みに行ってきてもいいかい?
と所存無げに聞き、彼女は少し怒りながらも、許可してくれた
私は意気揚々と夜の町へと出かけた

ここは残念ながら地獄ではないようだ
死を恐れぬ詩人を誰もが待ちこがれている町

現実だ

ようこそ
愛の

 愛の
22世紀へ

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