歌謡曲日和 sasakure.UK -ぼくらの16bit戦争-/只野亜峰
娯楽文化の嗜みに政治的主張を組み込むのは趣味では無かったりするのですが、最近はむしろそういうのも娯楽の楽しみ方の一つだったりするんじゃなかったりするんじゃないだろうかと思ったりで、例えば忌野清志郎のTHE TIMERSなんていう覆面バンドではむしろこういった社会的な問題を積極的に扱っていてロボトミー殺人事件を題材にした「トカレフ」でありますとか、「宗教ロック」「偉人のうた」「税」なんていう過激な歌が枚挙に暇なく結構ありました。忌野清志郎といえばRCサセクション時代から歌われていた「サマータイムブルース」や「LOVE ME TENDER」なんかが反原発の歌として知られていて、僕が初めて行ったFUJI
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