RED BREEZE/マーブル
 

赤い風が黙ってうなずく ここだよって
ながい眠りから覚めたんだろう くすぐったい寝顔からさ
焦げたパンは云うんだ あの空に喰いついてごらんよって
ターコイズ零れ落ちるね

赤い風が私の気管に滑り込む それって虹の滑り台みたいじゃんか
荒地にぽつんと佇んでるさ 錆びたカケラ 握りしめては 粉々
それを水に溶かして溶かしてやって 飲干そうって
いつまでもぶらつきたい気持ち
わかる気がするんだ

赤い風の硝子の泣き声 うずいていた
あの子はそんなに黒くもないんだ 知ってるよそれくらい
焦げたパンは泳いでいた あてもない空を
もうすぐロマンチストの屑になろう

彗星が眼の前 堕ちてきて
ぐるぐるかき混ぜる
魔法の言葉は
しらないけれど
いつか憶えられるだろう


RED BREEZE だきかかえて きえてしまわぬように やきつけるよ







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