ミソラ/1486 106
 
めはわずか夜の闇に
浮かび上がるは凍えた吐息

夏の夜風が火照りを冷まし
秋の夕間に心は戸惑い
長い冬を越えて春の野辺には
花が咲き誇る


震えるミソラの下向かう先
吹きすさぶ風に乱れ舞う髪
願った夢は夢のままに
僕の行方は神のみぞ知る

揺るがぬミソラの下巡る旅
月明かり背に舞う花吹雪
閉ざされし浮世に羽ばたいた
僕の行方は気の向くままに

明日の光を己が拳に
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