陽の当たる場所で/beebee
頬を緩ませる
足元に陽が当たって
全身が黄金色に輝くよ
身体中が陽の光で暖かくなる時
ぼくは例え終末の日が来ようが
きっと笑って立っていられると
強く想うんだ
だってぼくは今を生きて来たんだ
髭剃りでガリガリと
いつか削り取られる日まで
ぼくは誇らしげに立っているよ
毎日背伸びをしながら
こうやってじっと
立っているんだ
朝日に向かって
ぼくは呟くよ
ぼくは世界中で一番誇らしくて
幸せなビルなんだって
ぼくは呟くんだよ
ぼくは呟くんだ
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