あの/榊 慧
 
で通ってましたので色んな本(そのときはその年齢らしい児童小説なんか読まなかった。社会のことに興味があった。小三〜小六は。)を読んだ。画集も大きい本を抱えて、自転車のかごには入らないから図書館の机でおじさんたちに混じって見つめていた。から、ムンクの叫びがどういう絵かはすでにそのとき(本物は今も見たことはないけど、)知っていました。周りの叫びが聞こえてきてる。そういう解釈でした。

 徐々に弱っていって、そんで仕方なく弱って死ぬ。それが、


戻る   Point(0)