つづきのない山女(やまめ)の話/月乃助
 
しまわないように
高架のガード下をぬける


「「 おまえは、ひとりで吉野家にはいれるんだな・・・


あの頃の 彼の屈託のなかった笑顔を思い出す





その時 背に声がした

すこしのあいだ 思い巡らし 
気づいた時は、とまどい
ためらい


そして、・・・・・・・・・






                                     つづく









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