最終考察あさき 前夜祭 -幸せを謳う詩-/只野亜峰
ほどほがらかな「この子の七つのお祝いに」の公式コメントなわけですが、なんとこれが隠れた最後の1ピースだとは僕も思いもよらなかったわけで、色々驚きを隠せないわけですがそれを裏付ける根拠も出てきたりで、新発見に慄く考古学者の如く墓荒らしの私と致しましては大変に狼狽しておりますが、こういった発見もまた墓荒らし冥利に尽きるものと考えればエクスタシーの極みというものでございます。この二作品の大まかな概要がようやくおぼろげながら見えて参りました。
かいつまんで言ってしまえば、重要なのはこのホームドラマの真なる主人公が果たして誰なのかというところです。頑固なおじいちゃんと優しいおばあちゃんは言ってみれば脇役
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