最終考察あさき 前夜祭 -幸せを謳う詩-/只野亜峰
なる描写を挙げていきたいと思います。
――流れていく弔い灯は風を凪き
――空へ消えた
――流れていく弔いの灯は風を凪ぎ空へ
――水上から流す 幸せを 小さな貴方と
前者がショートver.、後者がロングver.での冒頭部分の歌詞になりますが実はこの二つの曲は全体を通して大きく解釈が異なってきたりします。先ずショートver.ではキネマの存在が語られていなかったりします。夫に捨てられたという自覚が強く描かれているのもショートver.で、実際ショートver.をよく聴いてみるまでは「あの人」と「貴方」の違和感にも気がつかなかったりしました。「あの人」の描写はロングve
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