最終考察あさき 前夜祭 -幸せを謳う詩-/只野亜峰
 
脇役ですので除外するとして、愛らしいぼうやちゃんは主題ではあるけれども主人公とは言い難い、では優しくて綺麗なお母さんが主人公なのかと言えば実は違ったりします。もう一人いるのです。落ち着いてコメントを読み返してみましょう。一見登場人物の事をざっくばらんに紹介している第三者視点のようでありますが、「いつもいつも甘えてごめんね、大好きなおばあさん、」。どう考えても孫の台詞ですね。本当にありがとうございました。つまり、娘がいたわけです。娘さんの家族紹介だったのです。爺とシネマに興じていた少女も最後にほくそ笑んでいた少女も実はこの娘さんだったのですね。恐ろしい子。

 さて、この曲の考察冒頭で「少女」と
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