宇宙の塵/……とある蛙
 
アイドル歌手の無料公演のような扱い
オリンピックよりよほど貴重な日食月食
などと何も影響のないことに血道を上げる塵芥達

暴飲暴食鯨飲馬食
そんな日々に宇宙は全く存在しない。
ただ真っ黒な真空の闇に
誇りや良心、理想や希望は吸い込まれて
自堕落
偶然、上を見上げると嘔吐
虹色の粘液と臭気性の固形物が
空を舞い宇宙に溶け込む


絢爛たる隠喩のつもりだったが、
理解どころか
傲慢

また、嘔吐
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