NO BITCHING!/日雇いくん◆hiyatQ6h0c
 
びて旅立ちの時を迎えることに大いなる期待を馳せていた。そのくらいの勢いでドアを開け、最近富野由悠季、もとい、とみに汚染されつつあるという噂の、成層圏内に漂うとか漂わないとか言われる、よくは知らないが そうした薄暗く張り詰めたものを肌に感じると、冬の時期にはベーキングパウダーがたっぷり入った小麦粉の焼き物のようなもの的に腫れあがり、ガラスの破片が突き刺さるほどの痛みを訴える左膝を備えた、役立たずのゴミみたいな左足のかかとを、腰のあたりまで高く掲げてしっかりしたコーチングを施された陸上選手になったような心持ちで目的地まで駈け出した。額から、焼肉屋でよく見る、ある程度火を通したら肉の表面からにじみ出る汁
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