望み/草野大悟
 
わたしは
ただ
きみと
一緒の
空間にくらしたいだけ

ずっと  そう
ただ きみと 一緒の 空間に暮らしたい だけ

中学二年のころから ひたすら それを 願っている
のです が
なぜか 神様は そういう ふたりを 許さない
つぎから次へ
耐えきれない
ような 叫びを 宿題と 平然と 突き付ける の
今日も

わたしは
ただ
きみと
一緒の空間で
きみと
ふたりで
暮らしたい
だけなのに

それが
わたしの
ただ
ひとつの
望み
なのに

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