9月の恋/c
 

軟弱な下心が充満する
とれかけたパーマの匂いを
舐めながら目をつむる
背ける
(皮膚は1つにつながっているからね
触れられるのは恐ろしいこと


夕方の友達と、ヒマワリと、煙草を探しに
でかけていくふりをして
流れでてくる汗を永遠とみていた
(共犯者はいる
SNSでは垂れ流しの言葉を
もったいないとは言わない
けれどみんな共犯(((黙秘
秘密警察にばれるのを恐れて
そっと暗号を残しているのを
夜の友達は知っているだろうか


ひとり
ならいいのに
僕を言葉に閉じ込めようとする
君は僕の手を握りながら
(決して一つになんかなれないのに
下心を垂れ流しているね
拾ってあげないと決めたのに
君がたちあがれば
僕は迷わずついていってしまうね

あつくるしい
その他大勢を
綺麗に無視して





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