詩の時間/
梅昆布茶
吐いて捨てるしかないのさ
すべての日常がラップのリズムにのせられはしないのだし
出来事すべてを定型詩では伝えられない
路地裏でたむろしていた世間話のいなくなったあとに
缶蹴りして遊ぶ童子達のように
世界を引き寄せて糸を紡ぐそして
哀しみや戸惑いや慈しみとかちょっとした喜びなんかを織り込んで
今日も不出来なタペストリーを
織り上げるのだね
それくらいなら君はゆるしてくれるよね?
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