美しい経済のために、私たちが考えるべきこと。/小川 葉
 
、当人よりも、そこにぶら下がってるたくさんの会社や人たちです。

まあ、今はそんな状況なのですが、反省として、ひとつ言えることは、もう右肩上がりを前提とした、借金でものを買うことはもうやめましょう、です。右肩なんか、この国ももう若くないのだから、私もそうですが、40すぎたら四十肩です。いつまでも若くないのだから、私はなんでも現金で買うことにしました。実に当たり前のことです。それが当たり前ではなかった、かつての高度経済成長、バブル、それらがはじけてもなお、私たちは未来の私たちに投資し続け、借金し、自ら自分たちの未来を蝕んできたのです。

それらはやがてカオスとなり、格差社会になったりして、も
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