【 孤独死友の会 】/泡沫恋歌
 
と望むならば孤独も已む無し

孤独は自分自身を育てる時間でもある
たとえば詩人は孤独だと感じるとき
心の中に湧きあがってくる数多の感情をある
そいつを捕まえてコトバに変換すれば
それは詩となって昇華される
詩人にとって孤独は相棒みたいなものだから

しょせん 生まれる時も死ぬ時にも
人は独りばっちなのだから
孤独を怖れることなどない

「私は独りぼっちで寂しい!」
堪らなくなったら声に出せばよい それだけでよい
自分で「孤独人」と認めてしまえばいいのだ
大丈夫 もう孤独じゃないよ
世の中に「孤独人」はわんさか居るのだから
その輪の中に入っていけるじゃないか

おめでとう!
これで「孤独死友の会」が設立できる。


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