さそり座の女との遭遇 /服部 剛
 
愛ちゃんこれ、さそり座の男が書いたんですってふふ・・・」 

椅子に着席した僕に 
地下と1階の壁のすき間から 
もう1度、美川憲一さんはこちらを覗いて 
「ありがとうございます」と丁寧に、会釈した 

テレビカメラの回る間も 
「あたらしい太陽」を大事そうに手にしているのが 
なんだかとっても、嬉しかった。 

僕は明日、この出来事と美川憲一さんの人柄を 
職場の皆さんや詩の仲間に、ちゃんと報告しようと思います。 







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