智慧の実スケープゴート説/salco
 
骨を放射性同位元素で鑑定する、
 細胞核をこじ開けて染色体をつまみ出し二重螺旋をほどいて組み替える、
 神が後ろ手に隠して説明を拒んでいた筈の摂理までも発見し、尻馬がこぞって次から次に証拠物件を引っ張り出して来る。 
 これは白昼堂々の果実盗みまくり、バクダッドやトリポリ宮殿の略奪どころではない所業ではないか。


 そこでローマ法王が公式に地動説を認めたのは、ガリレオ・ガリレイ没後366年の2008年。
 人工授精だのミトコンドリア・イヴだの造血幹細胞移植だの、神をも恐れぬ真理と技術で世界は満ち溢れ、探査され精査され、
世界中の信徒が報道や小学校で習い知る事柄を、それでもヴァチカ
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