智慧の実スケープゴート説/salco
 
相手は7歳、キリストの膝上に座す有資格者ではある。開祖御自ら、神の国に最も近いと述べた頑是ない御仁だ。だから骨子
は、信心すれば恐れるに足りぬという事らしい。自己暗示を怠るなと。これも見方を変えれば、何でも神のせいにして済ます論理の破
綻と取れなくもない。このたびの神意を不可解(Wonder why)としながら、被災および犠牲には意味がある(What for)
とし、生ある信者には恩寵を請合っている(How to)のである。
 無論、法王庁が気象庁より理に明るくないのは予報や預言が任ではないからで、いつやら科学とは争わぬ事と決めたらしく、昨今、
管轄は専ら倫理である。それでもカノッサ沙汰は起こるべくもない。

 
注 * …5W1HからWhoを外したもの


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