愛秋猫/maricat
 

雲一つないと言い切れる空

有終の美を飾る紅葉樹に

ただ僕はみとれるばかりだ

全身で思い切りつかんで

高いトコロから降りられないし

足の裏がやたらと心地よい

やわらかな毎日が欲しくなって

嘘のない瞳をするのだから

余計愛おしくなる

そこから微笑んでる君を

いつもの景色と一緒にしたくない

部屋から出る僕は気のせいか

窓辺のあいつもうらやみ日和

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