試作「詩的関係」/……とある蛙
 
ータブルゲーム機で遊んでいる。30近いのに無心に遊んでいる。その表情は5歳児の時の表情、いつもは虚ろな目がこの時とばかりに輝いている。居間は殺風景でその他には壁に掛け時計が1台、ゆっくり時を刻んでいる。ただいまっと声をかけると意外なほど明るい声でお帰りという。彼の声は優しい。

   ※4

「すかべ」

空がんきだ思想だ

 と乱打トスだし

すかんぷし
ロテンコそなし
 すかんぶさ

そらんきだし殴打

 と乱舞トスだし

すかんびし
ろこなそらんて
 すかんびそ

空段すら出す祖詩

 と段だそこきか

すげんどぷし
れ点伍すで苦
 すげんどぶさ

空をどこすけんし

 だ トンふぁくれすや

すべんらすけし
ラテン餓死もし
 すべらんどけち

すかべ
すかんべ
すんかべ
すかんべ



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