そのことは眠りの程度とはまるで関係が無い/ホロウ・シカエルボク
に、もっとも良いとされる並のやり方では良しと思ったことが無い。スタンダードの継承というのは形式のそれではなく、スピリットのそれであるべきだ、形式を受け継ぐのが好きなら難しい漢字の書き取りでもして悦に入っていればいい、誰もそんなことに注意を払いはしない。受け継がれてきたもののたいていが間違っているのは、その形式を守り続けていれば継承したことになると思っている点だ、馬鹿げている。君の人生においてもスタイルの摸索というものはあった、だけど振り返って考えてみればそれは「定めない」というその一点において統一されていたような気がする。それはスピリットとして統一されていたのだ、本当はそういうものこそがスタイルと
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