天駆ける/Seia
 
そのうち眼下に海原を迎えて


    足はいつしか溶けだして

    自我は更に加速していく


     時間が意識の後ろから


      足をもつれさせ


       ついて来る


       やがて体は


        桜花の


         様に


         散り


         消

          え



                  た
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