貝の夢/
そらの珊瑚
私は
カラダの中に
海の記憶をとどめておくの
何度
再生しようとも
薄れはしない
漣の音
いつか
愛しいあの人が
私のことを手にとって
そっと耳にあてたなら
懐かしい愛の歌が聴こえることでしょう
ただ
その一瞬のためだけに
今日も
私は
無言で生きているのです
この広い砂漠で
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