もうふ/凛々椿
 
わたし まくら もうふ
わたし まくら もうふ
三層に連なる眠りに寒さはおりて久しく
外気に触れた右人差し指は人肌を求めて冷たく
わたし まくら もうふ
わたし まくら もうふ
わたし 
そして 
吐息かかる場所にかすむ 
ひかり
戻る   Point(10)