明日の夢 /
服部 剛
夢に過ぎない明日の中へ
ひかりの者として、入りなさい
世の道に、躓く石のある時は
低い目線で地にしゃがみ
丸い掌でなでなさい
やがて吹く不思議な風は
人々の暗い心を吹き抜けます
瞳を閉じて
手をあてる胸の内に
限りの無い星屑の
銀河の渦巻く
宇宙(そら)の心
ひかりの者として、往きなさい
明日という夢の中へ――
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