音楽というべきもの/
小川麻由美
音の配列がもたらす恍惚
恍惚 言い換えれば 快楽
かろうじて繋ぎ止められていた
音に集中して聴く姿勢
姿勢 言い換えれば 態度
私の扉は開かれ
音楽がスルスルと進入してきて
私の心だけでなく
身体まで支配する
至上の音楽が持つ力を
受け止めるだけの感性を
持ち続けたい
難しそうだけど
あきらめたくなんかない
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