繭/
そらの珊瑚
私がいるのは、
自ら吐いた
柔らかな絹糸で
紡いだ世界の中
境界線はカーヴを描き
命のように
絶えず呼吸している
薄闇は平安を呼び
孤独は瞑想をくれる
ひきこもりになるのも 悪くない
そして いつしか
羽がはえ
生まれ変わる
ついには繭を破るだろう
狭き門より出でて、恋をするために!
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