永遠の海 /服部 剛
 
朝焼けに染まる海 
昼の青空の日に煌(きらめ)く海 
夜も更けた月の光を映す海 

時に凪いだ小波(さざなみ)は 
時に唸る大波は  
絶え間ない交響曲を奏でる 

小さい布団に 
星の両手をひろげて眠る幼子は 
瞳を閉じて 
永遠(とわ)の海の夢を見ている 

遠い記憶の波打ち際で 
自分を腕(かいな)に抱く母の 
優しい唄を聞きながら 






 
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