010/
アルビノ
結局ぼくはぼくにしかなれない
誰も、そう
自分自身にしかなれないんだ
おなじ感情を共有することも、
ひとつのからだになることもできやしない
どれだけ望んで欲しようが
この世の造りの中では叶わぬものだ
皮肉だね
死んでしまえば新しいせかいの中で願いは叶うかな
それも違う
宗教を取り除いた実情に天国はあるのか?
それに賭けるには少々危険すぎる
皮肉だね
ぼくらの願いは何処で叶う?
叶わぬものを「願い」と定義するなら、
すべてを納得できるけど
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