『不完全』/あおい満月
 
不完全な詩で溢れた
わたしのベッドで
あなたといくつ夢を見ただろうか
いくつ夢を見ていくのか
不完全なわたしの詩と
小さな幸せを持つあなたの絵と
色とりどりの
キルトを縫い合わせるような
夢のような時が過ぎていく

完全なものなどいらないと
あなたはいう
何度ぬくもりを確かめあっても
続いていく
不完全なわたし
どこまでも遠い未来

                       二〇一二年一月六日(金) 
                      
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