まどろみ/
石田とわ
らくだ色の毛布のなかで
ひだまりに
あたまを撫でられた
寝ぐせをなでつけ
ちいさなあくびをもらせば
目尻にうっすらと
うかぶなみだ
そっと毛布から手をだして
だれかとつなぎたくなる
そんなまどろみの一日でした
戻る
編
削
Point
(10)