冷たい蝋燭/
そらの珊瑚
私は冷たい蝋燭です
暗い足元を
照らしてあげるふりして
本当はあなたの狂気を照らしているのです
私は冷たい蝋燭です
嘘だと
思うなら
私の灯に
触れてみて
とてもとても
冷たいはずだから
もしも
こんな私でも
そばに置いても
いいというのなら
この身が全て溶けるまで
燃え続けます
あなたの狂気を照らし続けましょう
それは
愛という狂気です
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