/ブロッコリーマン
 
感覚に針が突き刺さって抜けなくなる。
白目の中を虫が這いまわる。

世界はぼんやりとした雪に覆われて
鋭敏になった知性だけが光り続ける
欲求の塊。
わたしは心臓を引き抜いてメンテナンス

ロールプレイする、
神はわたしに告ぐのだ

※ いつかそういう日が来るのだ
  いつかわたしは世界に愛される
  いつかわたしは世界に抱きとめられる
  いつかわたしは世界に殺される
  いつかわたしは世界に息、とめられる
  
でもあなたはその前に、自ら死をえらぶのです
あなたはそれを待ち望むことに耐えられないのです
わたしもそう
わたしもそうです

それはある方法での死
不可能性の彼方
神はまだ生きている
しんだような顔をすることで息をするのだ

ある方法での生存
空虚な役割、その死
しんだような顔で、息をする
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