無明/梅昆布茶
 
月明かりの無いよるだっていいさ

どうせ宇宙は暗黒

ササクレだった心だっていいさ

時間がやわらげてくれるし

君の名前はあの星の名前だ

プレアデス星団


流れる宇宙風や流星群に

僕らの命は洗われてゆく

無明だっていいさ

眼耳鼻舌身意

5感を統合する心を持ち合わせたい


僕たちはつねに次のの瞬間の準備をしながら生きている

だからできれば良い準備をしたいのだね

整頓されたままではなかなか生きれないけど

準備するこころを装備したいものだね


無明は漬物石のようにぼくらを圧迫するけど

僕らにはまだ浮力が残っているよね


セレナーデのように甘く切なく時は溶けてゆくさ

プルーストのマドレーヌ菓子のようにね

もう失われた時なんて求めないし

僕らはいまここの存在なのだもの


無明はぼくの盟友なのかもしれないなあ





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