詩を書くことの壁/番田
はノートの中に詩をひっそりと綴っていたものだ。そういった行為は、このサイトの存在をうかがい知るまでは、私にとっての最良の楽しみの一つだったのだと思わざるを得ない。このサイトの存在を知ることによって、そういった行為自体の意味が無かったように思わされるのが悲しい。しかし、詩は周りの人からのポイントや、誰かに理解されることよって完成されるような馬鹿げたものではなかったはずだ。詩は、精神異常者やクラスのおとなしい人にとっての心の泉のようなものであるべきなのだと私はいつも信じている。決して観客からの拍手によって成り立つ日本文化のような代物ではないはずなのだ。
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