過去の未来くん/c
 
させている
僕は未来派
僕は未来派
僕は未来派
超人間(は人間ですらないのかも
付箋を大量に両手にくっつけて
いちいちしるしをつけないと
僕が今どこにいるかわからない
(今の過去は数秒差で見失った
確実なぬくもりが

あったということ示すのだ
僕は煙草の吸殻にそっと(確実に)
付箋を付けていく


おぼえていますか?
僕は今日まで忘れていました
子供のピンとはった肌に触れて
数十億の細胞がまばたきをして
やっと思い出したのです
偽装してい(る/た)
僕は
いつのまに
確実
になったのだろうか
なんだかひどく怯えているのに
面白くって可笑しくって
 僕は確かに今で
 未来と過去をごちゃまぜにした
 全ての人をまぜたスープを
 かき混ぜながらまわるんだ
 踊ってるんだ
 飲み込むんだ
 僕の中身となった
 全てを
 かき混ぜるんだ
見失わないうちに付箋をつけた


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