『自我の孵化する音』/
あおい満月
感覚とは、
どこまでが可能であるのか
すぐ先の現実は掴めたとしても
その先には確信がない
わたしは今、
すぐ先の現実を超えてしまった
確信のない未来を
さ迷いはじめてしまっている
繰り出す思いだけが
波のように押し寄せても
かたちに出来る術を知らない
感覚には限界がある
感覚を超えなければ
新たな世界には出会えない
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