死と解釈のふるまい/kaz.
 
か。

これに対する回答は腑に落ちないものとなる。この私が、解釈という概念の不自由さや、投げ出された問いに対して、何らかの関心を示せるかどうかに掛かっており、心理的欲求はあるともないとも言える、と。私たちは思弁的な説明を与えることでそれに満足し、しかし思弁的な説明を与えることによる満足は心理的なものである。しかしその満足の有無さえもが説明を与えうる。このようにして言語は心理的な要因、つまり私を突き動かし、何かを書かせる偶発的な力、いわば核心へ辿り着く契機と、永遠に決別してしまうのだ。
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