僕へ/さすらいのまーつん
 
君が窓の外ばかり眺めているから
僕はさみしい

君が郵便ポストばかり覗き込むから
僕はさみしい

探している答えは ここにあるよ
僕が その答えだ

歌われないメロディーが
綴られない言葉が
注がれない水が
ここにあるよ

胸の中に
捜している宝石が
きっと 見つかるよ

だから 僕よ
虹色の鳥を探して 野原を当てもなく彷徨い
賢者の碑文を求めて 峠道をまた1つ 越えていく

もうひとりの 僕よ

立ち止まって みて 
腰を下ろして みて

そうして 眼を閉じれば
瞼の裏側に 見つかるよ

君が探していた 本当の友が
本当の 君自身が

もう さみしくないから
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