そのままの君でいて/水花
疑わなかった未来に
今、私が立っているからなのだと思う。
そして、その未来とは全然キラキラなどしておらず
相も変わらず、憂鬱なのだ。
あの頃の私と違うのは
ただ私は言葉が好き、だと気づいたこと。
膨大な数の言葉が私を傷つけ、同じくらい確実に救った。
ただそれだけの事実が、私を言葉に向かわせる。
私の発した言葉で、誰かが何かを感じてくれればいいなと思う。
たいそうなことじゃない。
ただ、人の心のどこかに触れることができる人でありたいと思う。
私を傷つけ救った言葉と同じくらい、誰かの心に届く言葉を書きたいと思う。
少しの期待と、大きな傲慢を自覚しつつ。
さて、これは散文なのでしょうか?
使い方すらわからない私に、誰か救いの手を。
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