麻雀/M&M
運まかせだ。配牌が終わると、山から牌を1枚取ってきて、手持ちの牌を1枚捨てる。それを4人が交互に繰り返しながら、上がりをめざす。非常に単調な動作だ。つもって来て捨てるの繰り返しである。もちろんその単調さの裏には他の3人がどんな戦略で上がりをねらい何を待っているのか、山からつもる時何が来るのかなど様々なことを考えている。一言付け加えると麻雀のゲームスピードはかなり速い、それは兎も角、受け身からスタートし、単調な繰り返しを経て上がりを目指すというところは実人生に近いのではないか。
若いころは9回裏2死満塁で控えのバッターが代打に指名され、逆転満塁ホームランを打つという劇的状況を思い描いていた。ここより他の地にあこがれていたともいえるだろう。しかし実際の人生は日常的繰り返しの中でドラマが進行する。そう思いつつ麻雀というゲームをみると人生に近く、そしてつもって捨てるという単調な繰り返しの中に大切なものがあるように思えてくるのだ。
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