心のギャラリー/さすらいのまーつん
他人の詩をたくさん読むようになってから、まだ日は浅い。
詩集というものも、特に自腹を切って買ったことがなく、゛現代詩フォーラム゛が、 僕にとって最初の本格的な読詩経験だと思う。ちょっと気が向いたときにアクセスして、五分ばかりのぞいてみるつもりだったのが、気がつくと一時間くらい経っていた、なんてざらだ。
いつも驚かされるのが、あまたいる書き手の多様性だ。本当に色々な花が咲いている。その花弁にしても、深みのある色、さっぱりとした薄い色、原色、中間色、蛍光、季節を映し出した色、周りの華やぎを吸い取ってしまうような漆黒、と様々だ。
毎日毎日、アスファルトの亀裂から元気に顔を出す野草の
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