ボクのマスターベーション(1)/花形新次
題と捉えたこともあったけれど、それですら今は、「子を持てば誰しも心配の種は尽きないという意味で、障害があろうがなかろうが、まあそんなに大差はないよな。」と思えるようになった。(そう思えるようになるまでの自分のダメさ加減については、かつて文章に書いたことがあります。)
だからボクは、「さあ、今から世の中を唸らせてやるぞ。」などと大上段に構えて、ものを書いたことがない。(というか、書けません。)
下手なりに「文章を書くことが好き。」というのが前提にあって、あとは、音楽を聴いて、映画を見て、本を読んで、たまにテレビを見て、あるいは家の近くの海岸を息子と散歩して、そのときふと目に付いたこと、思いついた
[次のページ]
戻る 編 削 Point(10)